カイロオペラハウス

新しいカイロオペラハウスの開所とともに設立された。その目標は、音楽やダンスの芸術を促進し、伝統的なアラブ音楽を保存・再生することだ。音楽や芸術が行われる場所に留まらず、国立文化センターは学びやインスピレーションの場、アイデアの交換、共通の文化遺産の尊重、芸術に対する共通の情熱を提供したいと考えている。若い世代に音楽や芸術への関心を高めるため、バレエ、声楽、楽器のクラスを才能ある子どもや若者に提供している。

バレエ、オペラ、交響曲などの公演は、エジプトの団体や外国のアンサンブルやソリストと協力して行われる。広範な芸術や知的な問題に関するセミナーや文化的な会議が定期的に開催されている。

オペラハウスの団体は、頻繁にエジプトの各県へのツアーを行い、都市部の人々が国内外のアート公演を見る機会を提供している。

1985年3月に、前大統領ムバラクは、日本国際協力機構（JICA）の支援を受けて建設される新しいカイロオペラハウスの最初の礎を築いた。カイロ文化省とJICAによる慎重な計画により、周囲の建物と調和して伝統的なイスラム建築を連想させるデザインが生み出された。

1988年10月、前大統領ムバラクと高円宮富仁親王、日本皇族の若き兄弟が、顕著なセレモニーで国立文化センター「カイロオペラハウス」を開所した。アフリカやアラブ諸国での歌舞伎公演は初めてのことであった。

このように、日本とエジプトの共同の努力により、美的・文化的な興味を持つユニークなランドマークが生まれた。

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